トランプの歴史と豆知識

b1皆さんは『トランプ』という言葉をきいて、どのようなイメージを思い浮かべますか?

今ですとちょうど、時事がら海外の大統領候補の方を連想される方も多いはずです。
ですがやはりカードゲームとしての『トランプ』をイメージされる方が一番多いのではないですか?
トランプと聞いてまず私が思い浮かべたのは『ババ抜き』や『神経衰弱』、『ポーカー』などでした。
トランプはみんなでワイワイと遊ぶもので、時には手に汗握り、白熱して遊んでしまうこともしばしば……というイメージがあります。
それと同じぐらい占いを連想される方も多いかもしれません。

ただ、カード占いですとタロットの方が定番という古くからあるイメージが強く、私自身勝手に思い込んでいました。
……ですが調べてみるとそうでもなかったようです。

歴史はトランプの方が古い!

トランプの起源って、古代エジプト説・インド説・ペルシア説・ヨーロッパ説などなど諸説あるのですが、今回紹介するのがその中で有力とされる中国起源説です。
そこからヨーロッパに伝播したのも諸説あるのですが、14世紀後半にはイタリアを中心とした地域でトランプの原型となるカードゲームが興っていたということが確認されています。

カードに関するもっとも古い記録は、1377年にスイスのバーゼルで発見された古い神父の手記。
手記によると、当時のカードには既に4種類のマークがあって、カード1組の枚数もほぼ現在と同じだったとか。
少なくとも、1377年より前にはトランプがカードゲームとして遊ばれていたことがわかります。

ちなみ日本にトランプが伝わったのは16世紀の室町時代。
鉄砲と共にポルトガルから伝来し、当時はポルトガル語 cartaを音写してそのまま”かるた”と呼ばれていたそうです。

タロットの歴史は?

対してタロットの歴史の起源をたどると古代エジプトや古代ユダヤに求める説もありますが学問的な根拠は無く、記録上たどれる限りでは1392年の「シャルル6世のタロット」が最古であるとされていますが残念な事にこれは現存しておりません。
現存するものですと最古のタロットはイタリアミラノで15世紀半ばに製作されたものが最も古いものになります。
ですが、このタロット実は“占う”ためのものでなく、“ゲーム”のためのカードだったそうです。
占いとして使われはじめたのは、なんと18世紀になってから。
18世紀以前はカード占いはトランプが定番で用いられてたとか。
タロットカードが世間に広まったのは19世紀になってからだそうで、広い目で見ると随分と最近のように感じられます。

スペードのエースはなぜ大きい?

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イギリスでは長い間トランプはギャンブル性の強いカードゲームだということで、税金をかけていたそうです。
1628年、イギリス政府はスペードのエースに税金をかけ、納税証明印を押していました。ところが偽造されるようになったため、エースのデザインを大きくて複雑な模様にすることでそれを防止しました。

これは政府に認められた正規のトランプの証明にもなっていました。
現在、スペードのエースが他と比べて大きくデザインされ、中央にマークが入れられたりしているのはその名残だそうです。
イギリスではその後、1960年に課税制度が廃止されています。
ちなみに日本でも、課税されていた歴史があります。
1902年に施行された骨牌税(こっぱいぜい)法により税が課され1957年には同法が改正されトランプ類税法となったそうです。
こちらも1989年の消費税導入時に統合廃止されています。

トランプの絵柄にあったこんな意味

マークは春夏秋冬?トランプ♠の秘密 – NAVER まとめ
みなさんトランプの絵札や枚数の示す意味を知っていますか?

(参照元:NAVERまとめ)

4つのマークの意味

トランプの4つのマーク(4スート)は中世ヨーロッパの階級を表しています。

■スペード:剣がモチーフの貴族
■ハート:聖杯や魂がモチーフの僧侶
■ダイア:貨幣がモチーフの商人
■クラブ:こん棒がモチーフの農民

同時にこの4つのマークは春(スペード)、夏(クラブ)、秋(ハート)、冬(ダイア)と季節をも意味し、それが合わさる事で太陽の周期1年を表現しているそうです。
さらにトランプの赤と黒の色分けは、日中と夜を意味しているのだとか。

絵札の顔の向きには意味があった

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絵札をよく見てみると、同じ絵札でも顔の向きがスートによって異なっているのがわかります。
実は、これ、各スートを意味するものに興味があるかないかを表しているそうなんです。
ちなみに、ハートは愛、ダイヤはお金、クラブは知識、スペードは死を意味しています。

■ジャック
一番興味深々なのが愛。めっちゃ見つめてるので横顔になってます。お金にも興味があるようですが、愛に比べると、やや正面がち。
逆に知識には興味がないのか目をそらしており、死は全力否定する勢いで真横を向いてます。
実に若者らしいですね。

■クイーン
愛、お金、知識に興味があるようですが、見つめるほどではありません。また、死に対しても嫌いではあるものの、全力否定するほどではない様子。
カードから圧倒的に女子っぽさを感じますね。

■キング
お金>愛と興味のあるものがジャックと逆転し、知識の大切さを理解したからなのか、やや顔を向けています。これが年の功、というやつなんでしょうか。
ただ悲しいかな、死から顔をそむけているが、少しだけ意識していることがうかがえます。

興味関心の対象は違えど、みなさんやっぱり死に対しては嫌いみたいですね。
ただ絵札によっては、反対方向に向いていたり、少なからず意識をしていたりと、死に対しての捉え方が異なっていて、妙に納得できるものがありましたね。

ジョーカーにあったこんな意味

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まずカードの1から13までの数字をそれぞれ足します。
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13=91

次に91を4倍(4スート分)してみます。
91×4=364

勘の良い人なら、ここでピンとくるかもしれませんね。
トランプのセットパックには必ずジョーカーが2枚含まれています。

364+2=366

そう。366日。閏年を含めた1年という時間までトランプは表しているんです。

まとめ

トランプの赤と黒は昼と夜が、各スートは季節が、そして枚数は1年の日数が表されていることがわかりましたね。
占う人の未来を見通すために、そのような構成になっていったと考えると興味深いですよね。